「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の里歌其他」から
「ほたるとり」

ホォ ホォ ほたるこい
田の虫こい
あんどの 光で
とんでこい
ホォ ホォ ほたるこい
あーちの水は にがいぞ
こーちの水は あーまいぞ
ホォ ホォ ほたるこい


この絵のように 浴衣を着る機会が少なくなってきました

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の里歌 其他」から
「ずいずいずっころばし」
50年前には近所でこのような遊びが存在していまいた

ずいずいずっこばしごまみそずい
茶つぼにおはれて
とっぴんしゃん
ぬけたらどんどこしょう
俵のねずみが米食ってチュウ
チュウチュウチュウ
お父さんが呼んでも
お母さんが呼んでも
行きっこなあし
井戸の回りでお茶わんかいたのだあれ

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の遊び里歌其他」から
「まりつき歌」
あんたとこ どこさ ひごさ ひごさどこさ
くまもとさ くまもとどこさ せんばさ
せんば山には たぬきが おってさ
それをりょうしがてっぽうでうってさ
にてさ やいてさ 食ってしもた


一番はじめは 一ノ宮
二は日光の東照宮
三はさぬきのこんぴらさん
しはまた しなのの光善寺
五っ出雲の大社 六つ村々地蔵さん
七つ奈良の南円堂
八つ八幡のはちまんさん
九つ高野の弘法さん
すでところの氏神さん
一勺の伊勢さん
一の字がきらいで
一斗一升一合
まあすの お礼を
おさめて 二勺に渡した


二勺の二助さん
二の字がきらいで
二万二千二百億
二斗二升二合まあすの
お礼をおさめて
三勺に渡した


三勺の三助さん
三の字がきらいで 三万三千三百億
三斗三升三合まあすの お礼をおさめて 四勺にわたした
四勺五勺と続いてゆく


薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土紀之内童謡子供の遊び里歌其他」
たんすながもち

タンス ナガモチ
どの子が ほしい
あの子がほしい
あの子じゃわからん
花子さんがほしい  注(ほしい子供の名前をいう)
なにになって行くの
およめになっておいで 注(うさぎ きつね 等色々いう)


この遊びは図のように
並んで歌を歌いながら
前へ行ったりうしろへ
さがったり して遊ぶ
もらわれて行く子供は
いわれたかっこう(うさぎなら両手で耳をつくり腰をさげてピヨンピョンとんで行く)をつくって行く。

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「河合町郷土風土記の内童謡子供の遊び里歌其他」から
「セッセッセ」と歌って遊ぶのは二人が向い合せになって歌にあわせて互の手と手を合わせたりたたいて遊ぶ

セッセッセ 三と一二 一二と三
ミンイチ二 三とイチ二と三
一かけ二かけで三四かけ
五かけて六かけ 七かけて
橋のらんかん 手をかけて
はるかむこうをながむれば


十七八のねえさんが
片手に花もち線香もち
ねえさんどこへと
たずねたら
私は九州かごしまの
じょぶつ なさった
父上のお墓
参りに行きまする