「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和の気象歳時記

大和の自然
峠の集落

峠は徒歩を主な駄獣交通の盛んな時は一つの休憩所となり ここで一息入れて次の峠までと峠を通る人々に親しまれ集落が出来た。その為茶屋 団子屋 モノ売り屋などの商家が軒を並べ賑わていた。暗峠も茶屋が4軒あったが 明治の中頃に鉄道が引かれ この峠を利用することがなくなり それらの家々は農村にもどった。

暗峠 外部資料
竹ノ内峠のことは 北葛城郡誌に「初瀬街道の起点葛城山下の集落にして人馬の往来盛んで 駅の設備のあったところであった。ところが 鉄道開通である 後以来行旅とみに減少してさみしい古い駅である内容が記載されている。人家が多いとあるが 39軒であった。そのいえは茶屋 はたご屋9軒 酒屋1軒 油屋4軒 綿打ち屋1軒 その他いろいろな職業の家があった。
この峠の村に芭蕉が2年滞在し「綿弓や琵琶に慰む竹のおく」と峠のようすでない付近の産業を句にしている。

×

非ログインユーザーとして返信する