「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記 桜井市のお話

三輪山で力くらべ 
むかしのことや。
三輪山の南に川合ちゅうとこがあってな、そこを流れる栗原川(ゆうばら)に架かったったちったちっちゃい石の橋をこんにゃく橋っていうのや。その橋のたもとに、ちょっとした石があったんやと。
むかし、唐の使いがわが国へきたはじめたころの話やが。あるとき、唐の使いの賀王と日本の代表の仁王が口争いをしやってんと。どちらも争いつづけやって譲らはらいんので、とうとうしまいに、
「それでは、力くらべをしてきめようではないか」
ちゅうて、まず、唐の賀王がさっそく三輪山へ登らってんと。
ほて、賀王は、三輪山の頂上」から、ものすごう大っきい石を両手でさし上げて、仁王が立ってる川合の里めがけ、ありったけの力を出して、投げつけやってんがー。石は、川合の里へむけてうなりを立てて飛んでゆきおってんと。ほたら、川合の里で待ってらった仁王は、飛び落ちて来る大石にビクともしやらひん。持っていた棒で、「エイッ」って、たたき割ってしまやってんと。
ほてから、その石の半分を小川に架けやったのが、こんにゃく橋となり、もう半分を橋のたもとに置いときやってんと。そいから、賀王にかった仁王が川合の里のとなりに住み着きやったんで、今でも川合の里の南に仁王堂というところがあるんやと。

外部資料 栗原川


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