「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

大和の雨乞の歴史
我が国の正史である日本書記には皇極天皇元年(642)の記事が最も古い。皇極天皇元年は六月から八月にかけて大きな旱魃があり朝庭では様々に方法を尽くして雨を祈った。七月二十五日「群臣相語りて曰く、村々の祝都の所数の随に、といふ さらに続いて諸諸の神を祭ふ、或は頻りに市を移し、或いは河伯に檮る。既に所功無し というさらにつづいて蘇我大臣(’蝦夷)報へて曰くと蝦夷は大乗経典 大雲経を転読 佛 菩薩の像を厳ひて礼仏読経して雨を祈らせたが思わしい効がなかったので最後に八月一日には天皇みずから「南渕の河上に幸して 跪きて四方拝み 天を仰ぎて祈ひたまふ。即ち雷鳴り 大雨ふる。遂に雨ふること五日、天下を溥潤しつ,是にて於いて天下の百姓」倶に稲萬歳 至徳天皇と申す」とある。

×

非ログインユーザーとして返信する