「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺花会式 西塔の釈迦八相像 薬師寺近くの「うのん」から大和気象歳時記

釈迦八相像


外部資料
今からおよそ2500年前のインド。
大きな菩提樹の下に、草敷いて坐り、静かに瞑想していたお釈迦様に、悟りを開く時(成道)が近づいた。
お釈迦様に悟りを開かれては困る。人々を苦しみの世界にいちまでも留めておくために、魔王は3人の美しい娘を遣わして、お釈迦さまを色仕掛けで誘惑する。しかし、お釈迦さまは動じない。
次に、魔王は軍勢を差し向けた。猿や猪などの顔をした魔王の家来たちが、武器を持って襲いかかってくいる。
その時,お釈迦さまは右手を下げ、大地に触れた。大地のパワーを得たお釈迦さまに、魔王の家来たちはどうすることもできない。魔王もすっかり考え込んでしまっている。
そうして、お釈迦さまは、ついに悟りを開いた。12月8日の夜明けごろ、空には「夜明けの明星」が輝いていた。
かつて薬師寺東塔と西塔のには、お釈迦さまの生涯の重要な場面がそれぞれ4つづつ、土で造った群像で表されていた。
それにならい、昭和56年(1981)に再建された西塔には、中村晋也氏の製作した、「成道」「初転法輪」「涅槃」「分社利」の場面のブロンズの群像がお祀りされている。
これは「成道」の場面である。
お釈迦さまも魔王も3人の美しい娘も魔王の多くの家来たちも、大きな菩提樹に抱かれつつまれているようだ。

■住所 630-8053奈良県奈良市七条1丁目11-14
■℡  0742-43-8152

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