「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

大和の雨乞の歴史
高取藩領の「風俗間状答書」にナモデ踊りは高取藩領のほか布留 三輪 大和 違生社等にもあって大概は相以たりとあるように大和各地で見られたが、このうち三輪の大神神社について記すと、ここは三輪郷一帯の雨の神であって 旱天には郷中が高峰に詣り 御祓い 三百座や神楽等があり、それでも降らぬ時は母衣渡りや山万灯が行なわれた。そうして験があれば惣郷中寄合のナモデ踊りが催されたのである。「三輪叢書」所収の「」雨乞踊役付帳」によると謡い方 ホラ貝 鉦打つ 大太鼓 棒フリ 踊りこ 警固 母衣 火持 水持 早馬の役があった(寛保三年(1743))寛政二年」(1790)のものこのほか郷中の一つ忍坂の「官座文書」には寛文十二年(1672)の雨乞踊り貞享四年(1687)のイサメ踊りの記事がある。

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