「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

大和の雨乞の歴史
ウルム氷期
日本の気候が、いまの姿になるさらに一万年ほど前、つまり二万年前はウルム氷期の最盛期でユーラシア大陸や北米大陸の高緯度地域は広大な大陸氷床におおわれていた。ユーラシア大陸氷床の中心部はスカンジナビア付近にあって厚さ4,000㍍にも達していたと推定されており、大量の水分が陸上に固定されたため、海面が100㍍以上低下した。
この低下量が微妙なところであるが、日本付近では、海岸段丘や海底地形の研究により、およそ140㍍と推定されている。我々の国土はひと続きの回廊となり、丁度古代人が使っていた釧のような形で北と西で大陸につながっていた。

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