「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

奈良
多聞町
松永久秀が永禄3年(1560)佐保山に城を築いた。我が国の城廊史で重要な城といわれ、美しい城であったようである。当時ポルトガルの宣教師ルイス・ダルメイダが本国に送った報告書に、この城について「世界中にこの城のごとく善美をつくしたるものはないと考える」と書いている。
この城は後来の山城と異なり、城の周囲に長屋門を数カ所作った。それで、この城を多聞城と呼ぶようになったと伝えているが、一説には松永久秀は信貴山の多聞天を深く振興していたので多門城と名付けたともいわれている。その多門城から多門町に因んでの町名となった。

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