「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から卯月 4月 のお知らせ

今月のお薦め本

毎月 奈良の情報を楽しめる月刊誌です。
今月は 世界遺産登録20周年を記念して 吉野 大峰といった修験道が特集されています。
桜で有名で、これからが 満開の時期を迎えます。


今月の 本のある喫茶店 うのん のお休み予定
4月 1日(月)2日(火)
   8日(月)9日(火)10日(水)
   15日(月)16日(火)
   22日(月)23日(火)24日(水)
   29日(月)30日(火)

■住所 630-8053奈良県奈良市七条1丁目11-14
■℡  0742-43-8152

薬師寺花会式 竜王社 薬師寺近くの「うのん」から大和気象歳時記

竜王社

この光景は奈良の観光案内パンフレット 本などでご覧になられることがあると思います。
奈良の写真家入江泰吉が紹介され 奈良県景観資産の第1号の光景です。


勝間田池 から若草山 東大寺大仏殿 興福寺五重塔 そして 薬師寺金堂 双塔が望めます。天平の時代と変わらぬこの光景なぜか心休まるモノがあります。


農家の方々からは 田圃へのため池としての役目もある池です。
その池を守る竜伝説がこの池にもあり 池北東角に 竜の祠がありました。この写真からは
金堂の下の位置 以前はこんもりしていました。その祠が江戸時代末期に水害により流されてしまいました。そこで
藥師寺境内にお祀りすることになり現在の竜王社が造られました。

外部資料
藥師寺境内東南角、南大門入られて右手奥です。
勝間田池は ため池でもあったことからを 今も7月26日には 五箇村の水利組合の方々によるお祀りがあります。
辰年の龍の月(3月)に竜王社です。



■住所 630-8053 奈良県奈良市七条1丁目11-14
■℡  0742-43-8152

薬師寺花会式 西塔の釈迦八相像 薬師寺近くの「うのん」から大和気象歳時記

釈迦八相像


外部資料
今からおよそ2500年前のインド。
大きな菩提樹の下に、草敷いて坐り、静かに瞑想していたお釈迦様に、悟りを開く時(成道)が近づいた。
お釈迦様に悟りを開かれては困る。人々を苦しみの世界にいちまでも留めておくために、魔王は3人の美しい娘を遣わして、お釈迦さまを色仕掛けで誘惑する。しかし、お釈迦さまは動じない。
次に、魔王は軍勢を差し向けた。猿や猪などの顔をした魔王の家来たちが、武器を持って襲いかかってくいる。
その時,お釈迦さまは右手を下げ、大地に触れた。大地のパワーを得たお釈迦さまに、魔王の家来たちはどうすることもできない。魔王もすっかり考え込んでしまっている。
そうして、お釈迦さまは、ついに悟りを開いた。12月8日の夜明けごろ、空には「夜明けの明星」が輝いていた。
かつて薬師寺東塔と西塔のには、お釈迦さまの生涯の重要な場面がそれぞれ4つづつ、土で造った群像で表されていた。
それにならい、昭和56年(1981)に再建された西塔には、中村晋也氏の製作した、「成道」「初転法輪」「涅槃」「分社利」の場面のブロンズの群像がお祀りされている。
これは「成道」の場面である。
お釈迦さまも魔王も3人の美しい娘も魔王の多くの家来たちも、大きな菩提樹に抱かれつつまれているようだ。

■住所 630-8053奈良県奈良市七条1丁目11-14
■℡  0742-43-8152

薬師寺花会式 藥師寺縁起絵巻 薬師寺近くの「うのん」から大和気象歳時記

外部資料
藥師寺縁起絵巻から 薬師如来像を鋳造の一場面
藥師寺は 天武天皇が皇后の病気平癒のため建立した。おの皇后(後の持統天皇)まもなく回復したが天武天皇が病に倒れ亡くなってしまう。夫の遺志を引継ぎ みずから持統天皇として即位し、藤原京への遷都を成し遂げ薬師寺造営も完成させた。
その藤原京は三方が山に囲まれ明媚な土地であったが、飛鳥川が南に流れ 朱雀大路を阻んでいた。それに対して奈良盆地にある平城京は南が大きく開けてモデルとなった唐の長安の長安城の立地に近く、元明天皇は、平城遷都のあと、薬師寺を平城京 南西部に移されました。
平城京の薬師寺に対して 最初の藤原京に造られた薬師寺は「本薬師寺(もとやくしじ)」と呼ばれてます。薬師寺の伽藍の規模は本薬師寺とほぼ同じ。「薬師寺式伽藍配置」もそのまま継承されてます。10世紀ごろまでは存続していたが しだいに衰退し、今は礎石のみ残っています。

■住所  630-8053奈良県奈良市七条1丁目11-14
■℡   0742-43-8152

薬師寺 花会式 「慈恩大師」 薬師寺近くの「うのん」から大和気象歳時記

慈恩大師

「西遊記」で三蔵法師として親しまれる玄奘三蔵は、インドで十八年も勉強して、多くの経典を持ち帰られました。帰国後玄奘三蔵は翻訳に献身されなければならなかったので、教義の面は一秀の入室といわれた慈恩大師に譲られました。この師弟は後に修唯識論(じゅうゆいしきろん)という書物を合糅訳(ごうじゅうやく)され数学を集大成されます。慈恩大師は、玄奘三蔵の教えを伝えて法相宗を開かれましたが、永淳元年(682年)十一月十三日、五十一才で示寂されました。毎年十一月十三日に慈恩大師の画像をかかげ遺徳を讃嘆し、講問論議を行い、御忌をつとめています。これが慈恩会です。


休ヶ岡八幡宮

藥師寺南大門の南には、休ヶ岡八幡宮があります。わが国古来の神道と、外来の仏教とが信仰的に併存し合い、伽藍守護のため鎮守神として祀る型式に発展します。休ヶ岡八幡宮には平安初期に造られた僧形八幡像、神功皇后像、仲津姫像、三神像が祀られています。


藥師寺満大門前の道は東にまっすぐいくと大安寺があります。
現在 その道は途中で県道 国道 農地改革などにより 変化しています。
それを思い浮かべながら 薬師寺から大安寺への続いてます。





■住所 630-8053奈良県奈良市七条1丁目11-14
■℡  0742-43-8152