「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

2020年8月のブログ記事

  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の雨乞の歴史 馬見丘陵には谷の一方を堰き止めた不規則型のものが多く馬見丘陵は殆ど一筆ごとくらいに「つぼ池」といわれる小さい池が無数に存在している。平地部の池はほぼ整然としているのに対し丘陵や山ろくは不規則型のもので、両者は全く地形上の相異や発生の要因が異なるためである。タメ池の分布は盆地の北部... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「子供のための大和の伝説」から 「牛若丸と棒術(棒術)」 奈良市大柳生の村のはずれ、白砂川のタライガ淵のかたわら、木の繁った下に、平たい石があります。 むかし、常盤御前(ときわごぜん)が、今若丸、乙女若丸のふたりの幼い子供の手を引きながら、この辺までにげてきますと、急に産気づいたが、どこの家も源氏... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の雨乞いの歴史 奈良盆地は全国でも有名なタメ池感慨の発達しているところで讃岐平野とともにタメ池が多い。タメ池の総数は地形図で三千であるが地形図に載らない小さなタメ池を入れると一万三千八百に達する。タメ池による灌漑面積は二万三千四百八十町歩、72% 河川灌は26% 天水 地下水は2%で奈良盆地の... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「子供のための大和の伝説」から 「ものいう地蔵と馬に乗る地蔵」 地蔵さんというのは、野の中に立っておられたりして、人々から信仰されてこられたのですが、ものをいったり、いろいろ人間のするようなことをされる地蔵さんもあるといい伝えられています。 奈良市の尼ヶ辻から南へ一㌔余、電車の西の京の東あたりに、... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「子供のための大和の伝説」から 「多遅麻毛里(たじまもり)とたちばな」 上古(じょうこ)、第十一代の垂仁天皇さまは、大和国、纏向珠城宮(まきむくのたまきのみや)で天下を治めておられました。 このお宮は三輪山の西北の」ふもと、穴師という所にありました。今はこの辺はミカンの畑が山すそから一面につづいて... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の雨乞の歴史 大和の国では推古以前からも五穀の豊かな稔りを祈っていたが、1956年(推古7年599から)まで数えられる旱魃の回数は123回にも及んでいる。 池造りにはげむ 旱魃害を防ぐため歴代天皇は池を造ることを詔されている。先ずはじめに崇神天皇は詔して曰く 豊(なりはひ)は天下の大なり。民の... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から今週のお勧めの本

     地名の いわれ なぞ など話が記載されています。 桜井市の桜井は発掘調査速方展の紹介 大仏様造立 復興に携わる話 奈良の魅力を満載です。

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の雨乞いの歴史 昇温期 二万年前を過ぎた頃から、北半球の気温は少しずつ上がり始めた。大陸氷床や山岳氷河は徐々に融け始め海面がゆっくり上がってきた。この後三回ほど、ほぼ三千年くらいの間隔で気温の低下、海面の下降があったようであるが、いずれも数百年間ずつの一時的なもので全体的としては気温は上昇を続... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「子供のための大和の伝説」から 「帯解奥の院の竜」 奈良市帯解町の奥の院の地蔵さんといわれているお寺の名は竜象院といいます。このお寺にこんな伝説が伝わっています。 むかし、このお寺の西方市の池に一頭の竜が住んでいました。ときどき村人を取って食うので、竜を退治しようということになりました。 池のつつ... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    大和の雨乞の歴史 ウルム氷期 日本の気候が、いまの姿になるさらに一万年ほど前、つまり二万年前はウルム氷期の最盛期でユーラシア大陸や北米大陸の高緯度地域は広大な大陸氷床におおわれていた。ユーラシア大陸氷床の中心部はスカンジナビア付近にあって厚さ4,000㍍にも達していたと推定されており、大量の水分が... 続きをみる

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  • 薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

    「子供のための大和の伝説」から 「帯解の子安地蔵」 楢からJRに乗って南に行くと、次が京終駅、その次を帯解駅といいます。 帯とけは変な名だなあ、と他国の人はふしぎに思われますが、そこは奈良市東今市で帯解寺という有名な寺があるので、その名をとったのです。 帯解寺の本尊は子安地蔵とよばれるりっぱな地蔵... 続きをみる

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