「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「川上村の昔話」から
「狐とそわか」
山7を、木を植えるときに、山をいっぺんきれいに、杉植えるときに木を切り倒して焼いてね 火をつけて、焼き畑をつくるね。そこへ、そばや ひえをまいて、山の平らなとこでみなそうしたるねん。焼畑いうて、そばをまいとたら、いつでもお猿さんや狐が来て食べてしまうんやて。
ある晩のこと、戸をトントン叩いて、狐が
「お婆さん お婆さん この草はなんていう草や」
「そわかや」お婆さん、「そばや」言わんと「そわかや」言うた7.お経で「そわか」いうお経のいちばん初めにあんね。般若心経のお経で必ずあって、お婆さんが何気なしに「そわかや」お経の「そわか」言うの聞いて、いっぺんにこわなってしもて、それから焼畑のそばやなんかを食べにこんと、いう話を聞いたね。

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

赤膚焼き
赤膚焼きは 天正2年(1574年)豊臣秀吉の弟豊臣秀長が大和郡山の城主となった。秀長が家来には、後の茶道遠州流の祖となった小堀遠州の父、小堀正次いた。茶器にも明るく五条山の土の優秀さを知ると、常滑から、「与九朗」という陶工を招いて窯を開かせたのが赤膚焼きの起源となった。

外部資料

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「川上村の昔話」から
「炭焼きと蛇」
炭焼きに行って、二人の兄弟が奥の方で、もうこれで大分頼まれた山ほとんど切って、まあこれでよか思うとるときに、大きな蛇が出てきてね、こらかなんと思て、しばらくにらみあいしとってんけど、もうこらかなわんと思て、走って帰って、炭の中へ隠れたんやて。すると炭がまが開いとってね、ひとつの火消したほうの炭がまへ、火消して中出した炭のほうへ隠れて。蛇が追うてきて、知らんと今焼えている最中の炭がまをくるくると巻いてね、それで蛇が火に焼けて死んだ。ボタンと大きな音がして、出てきて見たら、蛇のうろこがみな小判になっとたと。そういう話を聞いたことあるなあ、蛇の話は。

薬師寺近くの うのん から 霜月(11月)の予定

今月お勧めの本

正倉院展 龍田古道 の紹介されています。


11月のイベント予定
3日(火) ちぎり絵やってみませんか 初歩の手ほどきです。
6日(金) パーソナルカラーセミナ- 


お休み予定
7日(土)8日(日) 9日(月)
11日(水)14日(土)15日(日)16日(月)
22日(日)23日(月)
29日(日)30日(月)


貸し切り予定
4日(水)9:00am~13:00
  通常営業 14:00~17:00

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

赤膚焼き
野見宿禰が 埴輪を考案しそれが垂仁天皇にみとめられ 土師氏となり 今の菅原の地で居を構え五条山の土を使って 埴輪焼きました。
その後土師氏は天皇より「菅原」の姓を賜り以後 菅原姓となりました。
野見宿禰は菅原道真の先祖と考えられています。

外部資料


垂仁天皇の御代、瓦などを焼く土は各地で採取されたようですが、この五条山の土だけは土質が良くて優雅な焼き上がりになるとのことで、神器を焼くのに用いられたといいます。
そして、この地で風炉が焼かれ赤膚焼きの元になったと感がえられています。奈良風炉は後に京都でも焼かれるようになり 茶の湯に適したものになっていきました。