「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

「てんりのむかしばなし」
柳本と善無毘三歳

外部資料
奈良に都のあったころ、天正天皇をたずねてインドから「善無毘三歳」という高僧が興福寺へ来られました。
大和巡歴の途中、たまたま今の柳本へ来て、小川のほとりにある一本の大きな柳の木を見て非常に驚かれました。そして、感じるところがあって、この地こそ仏の聖地であるとして寺を建てられ、附近を楊本と名づけられました。これが楊本の地名の起こりであって、柳本と書くようになったのはずっと後の事です。
「善無良三蔵」の創建と伝えられる五智堂は、傘の形をしていて、支柱を除けば四方吹放しとなるところから、俗に「傘堂」とも呼ばれている珍しい堂で、鎌倉中期の建物と考えられ、国の重要文化財になっています。又、五智堂は、支柱の上方の四面に額を覆い五智如来の梵字(サンスクリット)を刻んであって、どこから見ても正面に当るので、真面堂と呼ばれています。また、形が小さいというので、豆堂とも呼ばれています。


本のある喫茶店 うのん HP です

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