薬師寺近くの うのん から 大和の気象歳時記
大和の自然
猿谷ダム建設計画
外部
吉野川分水により吉野川上流の下淵から 大和盆地へ水を取ると 下流紀ノ川の水量が
減るので これを補うのが十津川分水である。十津川上流に猿谷ダムを造り 今まで太平洋に注いでいた水をトンネルで天辻峠の下を通りぬけさせ 北に導いて紀ノ川に流すのである。川の流域を変更して他の流域に流す方法で これは全国でも珍しい工事であった。猿谷ダムは昭和31年9月満水 これに関係あるカワラビのトンネル工事もつづいて完工
途中この水を利用する西吉野の2つの発電所も31年11月完工し 年間2億キロワット時は奈良県全需要電力量とほぼ同量である。