うのんのブログ

奈良西の京薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№125 唐招提寺のうちわ撒き

 五月に入ると近鉄の各駅では19日に 唐招提寺で行なわれる うちわ撒きのお知らせに大きなハート型のうちわが立てられる。19日当日 日頃は静かな山内もこの日許りは大勢の人々で賑わい 太鼓の合図に鼓楼から数千本のうちわが撒かれる。餅を柄に差したうちわは遠くまで飛ぶが そのまんまのうちわは余り先の方まで届かない。金堂と講堂に夾まれた庭には数千人の善男善女がひしめきうちわが撒かれる度に右にゆれ左に移り歓声が上がる 撒かれる度にうちわは奪い合いとなってうまく掴んだ人はともかく 一本のうちわに何本もの手が伸びて 梵字で書かれた御真意法言の紙は破れ うちわの柄に夾まれた宝扇由来記はどこえやら それでも原形をとどめたうちわを後生大事に持ち帰る人も沢山見受けられた。それもそのはずで宝扇由来記には「・・・信心を以て此を受持すれば雷難を免れ・・・中略・・・田園に立つれば害虫なく五穀能く譲り云々」とある 最近は」田甫の水口に挿す景色も見られなくなった。撒かれるうちわをうまく掴むことが出来ないことを予見して事前に買って帰る人もあります。
私は 大嫌いな雷からお守り頂ける様部屋のインテリアを兼ね珍重護符している。

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