「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№71 雨乞の種々相

くず神社
次に都祁村白石を中心とした地域の図と表(昨日と同様のもの)をみていただきたくお願いします。

友田には降ってきた雨がうまくわかれて流れる様にと大和四大水分の一つ都祁水分神社が

そして小山戸東には都祁の山霊を祀る都祁山口神社があって共に貞観元年(859)九月八日「風雨祈願のために」奉弊を受けています。

都祁山口神社

表の番号を順に追っていくと


①白石の国津神社にはこの地方白石地名の元となった「白石」が祀られていて この白石の東の方深江川を挟んで600㍍のところに雄神神社があります。

田植えの終わった田甫のむこうに神体山の雄雅山が


雄雅山西麓に鳥井と拝殿があるのみで本殿はなく古代祭祀形態の姿でふるくから三輪さんの奥の院と称し(山を神体としている)神体山は神体山特有の円錐形のい美しい山容で 山頂付近は禁足地となっています。
拝殿をまわって行くとそこからは進めなく 土地の人は雨降に霊験がある神使の蛇(みいさん)が住む聖地だそうで頂上には窟があると云われています。

当社と西の国津神社との間参詣道に沿って約三坪程の叢林があります。土地の人は「やすん場」と呼んでいます。雄神さんが国津神社に渡御のとき休んだ所といい この叢林の樹木を伐ると崇るという禁忌的な神聖叢林です。

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