大和のしぜん薬師寺近くのうのんから大和の気象歳時記
亀の瀬谷と地すべり
奈良盆地の水を前部集めた大和川は亀の瀬渓谷を作り生駒金剛山脈を横断して大阪平野へ流出するが、この亀の瀬渓谷は地形上先年地すべりの起こった注意すべき地帯で、交通上も奈良、大阪の両文化地帯を結ぶ峡アイ部として重要性のある場所である。
奈良盆地の河川は地質時代の洪積世のころまで北方京都盆地へ流出していたが、のち生駒山脈の南 二上火山群と接する付近を切って西流し大阪平野へ流れ出ると考えられる。流路は曲流しつつ、河中に亀の瀬岩と称する亀形の岩石があらわれ、急端や深淵をなしていた。このような渓谷地形であるから交通を阻害し、渓谷沿いにわずかに小道が通じていたので江戸時代には河の北岸に 亀の瀬越 と称する道があったのみである。
■ 住所 630-8053 奈良県奈良市七条1丁目11-14
■ ℡ 0742-43-8152