薬師寺近くから 大和の気象歳時記№44 続雨乞地蔵と神仏の出御
地域の雨乞行事です
天理市櫟本地方では竜王の祠を若者が裸で担いで村中を廻ります。この時「竜王サンジャ 水カケ」と叫びながら行くと 町中が出て水を掛けました。
地蔵堂の前に来るとそこで休んで経を誦んみました。同町平尾では弥勒菩薩の木像を浄光寺に移し 厨子のまま担って夕方から晩にかけて 村中をホラ貝を吹き「雨フラセ弥勒サン 池ノ水モカンカラカン」と唱えながら一巡して寺に納めます。日照りになると他村からも弥勒さんに出てもらってくれと頼みに来ました。
五條市黒駒の杣落神社(祭神は大山祇命)の神輿を屈強の若い衆に担がせ丹生川の渕に入れて洗うのが雨乞の一方法でした。
桜井市三輪町心念寺の場合では雨地蔵に晒布で目隠しし 荒縄でrしばって荷車に載せて村中を廻りました。
外部資料 奈良県五條市杣落神社