奈良高畑 ぶらぶら 荒池の地蔵石仏 藥師寺近くのうのんから大和の気象歳時記
荒池の地蔵
三条大路を再度上がって行くと 春日大社の一の鳥居がある。そこを左に(南)に向い荒池を通り 奈良ホテルの前に立つ。北天満町に入る手前、以前は瑜伽山西裾の小堂内に安置されていた地蔵石仏である。現在は民家の前に立っている。

明治時代に付近の酒屋の井戸の中から堀りだされた地蔵と伝えられている。船型光背を負って、蓮華座上に立つ像高116㎝ 錫杖 宝珠の地蔵を半肉彫りにしたもので、光背面左右に次の刻銘があり、室町後期天文十四年(1545年)の造立である。
「頼憲権大僧都敬白 天文十四乙巳十二月□日)とある
この地蔵は別の名を汗かき地蔵として知られている。夜中に産気づいた妊婦のお産の手伝いに行くため、朝方迄汗が残っているのが 汗かき地蔵の名前の起こりと教えて頂いた。その他この石仏と並んで高さ1メートル余りの五輪板卆塔婆(室町時代末期)があり、その民家の庭内にも小石仏が多く並べられている。これらも、元地蔵堂周辺にあったもので、民家新築の折に出土したもので、室町時代から江戸時代に造立されたものである。
現在の写真がないため わかりづらいと思われるが 福智院あたりから高畑をぶらぶらしてみて見つけて頂ければ幸いに感じます。
■住所 630-8053 奈良県奈良市七条1丁目11‐⒕
■℡ 0742-43-8152