薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記 阿弥陀さんのぼたもち
北葛城郡の お話
阿弥陀さんのぼたもち
むかしあるところーのお寺で、和尚さんがよそへいかはった留守のまあに、となりからぼたもちをもらってなあ。留守番をしていた小僧たちは、みんなで、おしょうさんよりさきに、ぼたもちをたべてしまわってんとー。
そいで、おしょうさんに叱られると思って、あみださんのお口へあんをにぬりつけよってんとー。
やがて、おしょうさんがかえってきやはたので、
「となりから、ぼたもちもらいましてんけど、あみださんが、みんなたべはりましてん」
と、いいやってんが。
おしょうさんは、
「そうか、そんならあみださんに聞いてみよう」
とゆうて、撞木であみださんをたたかはったら、
外部資料 撞木このようなモノ
「くわん、くわん」
と、泣かってんとー」
「それみい、くわんくわんと、いうてはるがな」
と、おしょうさんにいわれて、小僧たちは、みなあやまりよってんとー。
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