「うのん」の気象歳時記ブログ

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#興福寺の鬼追い式 節分の夜

外部資料

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南都七大寺の一つで法相宗の大本山、興福寺では節分の夜、薬師如来を本尊とする東金堂で午後6時から己がおかした罪を薬師如来に懺悔し、新しい年の幸を祈る薬師悔過法要が行われる。
そのあと鬼追いの儀がある。起源について明らかでなおが、「国文学解釈と鑑真」特別号に発表された年中行事に「享保年間(1716~1736)に中止されたのを昭和27年に再興された」とあるところからすると、江戸時代にはすでに行われていたことがわかる。
当日は市内各町や有志の人々から献じた数十個の大提灯をつるした東金堂の基壇上で行われる。
午後七時、太鼓とほら貝の音につれて六匹の鬼が基壇上に姿を現す。黒鬼が親鬼、青鬼と赤鬼が夫婦の鬼、そして三匹の子鬼の計六匹である。まず仲人によって鬼の親子の盃をすませ、その後鬼達は剣を研き、松明をふりかざして登場する。ほかの鬼どももつづいて基壇上におどり出て、大あばれにあばれまわる。孫鬼もこの間に交じって小走りに走り、時々「やあ、やあ」ときいろい声をあげて走りまわる。暴れるだけ暴れて十数分つづくと、堂内から鋒(ほこ)をもった毘沙門天があらわれて鬼を追う。鬼・毘沙門天・群集が三つ巴となり、この行事は最高潮に達するが、鬼は遂に法力に圧せられて退場する。そこで無事に鬼が退治させられたことを祝っておめでたい大黒天が登場して、打出の小槌をふりながら歩きまわる。その後、五重塔や東金堂前の花の松の下に待ちかまえた上下(かみしも)姿の年男が「福はうち、鬼はそと」と叫びながら福豆やボールを投げる。群集はこれを得ようと競い合う。


本年はコロナ対応策をおこなって行事は行われます
HPなどで調べてください。


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