薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記
「紀州の龍神民話」
きつねつきの話」
わしが、子供のとき、おじいさんが大病にかかって、狐につかれたんやということで、しばていいう所からおがむ人が来てポンポン太鼓たたいて、みょうけんさんおがんだんやのう。
そしたら、夜明けがた、赤と白の狐がくらいという家のはたを通って、峯の方へにげたということや。ほいて、みょうけんさんが狐をおとしてくれたいうたんゆけども、それから、もうおじさんあんまり長うおらんと、じき死んだけどもない。昔はそがなことしたんや。
「紀州の龍神民話」
きつねつきの話」
わしが、子供のとき、おじいさんが大病にかかって、狐につかれたんやということで、しばていいう所からおがむ人が来てポンポン太鼓たたいて、みょうけんさんおがんだんやのう。
そしたら、夜明けがた、赤と白の狐がくらいという家のはたを通って、峯の方へにげたということや。ほいて、みょうけんさんが狐をおとしてくれたいうたんゆけども、それから、もうおじさんあんまり長うおらんと、じき死んだけどもない。昔はそがなことしたんや。