「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

うのん

「てんりのむかしばなし」
蚊のいないところ
昔、山の辺の道を弘法大師が旅をしていました。
今の園原町の登り坂にさしかかった時、大きなカシの木が涼しい木陰をつくっていました。丁度その下には、腰をかけるのに手ごろな大きな石がありました。
そこを通りかかった旅人は、旅の疲れを休めようと、その石に腰をかけ一服するのですが、周りを蚊がブンブンと飛びまわり、ゆっくり休めません。
こうぼうは、「せっかくこんなよい所なのに、このように蚊がうるさくては。」と、腰をかけていた大きな石の下へ蚊を封じこめてしまいました。蚊は一匹もいなくなってしまいました。そして、自分が去った後も、蚊の大軍を封じくださるように近くの社にお願いしました。
弘法大師の願いが聞き届けられたのか、蚊はいなくなり、そこを通る人はゆっくり休むことができるようになりました。
それから今でも蚊が少ないところとして、言いつたえられています。


山の辺の道は奈良の都と中国を繋ぐ道と言われています。シルクの一部とも

奈良を知って奈良を楽しむ「うのん」

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