薬師寺近くのうのんから大詠む
藥師寺と勝間田池
勝間田の 池はわれ知る 蓮無し 然言ふ君が 鬚無き如し 万葉集十六 三八三九
今の西の京の唐招提寺は万葉の最後の天平宝字3年(759)の建立で、寺池は右京五条二坊にあたり、もと天武皇子の新田部皇子の旧宅であった。皇子は天平7年(735)に亡くなっているからこれはそれ以前の歌である。皇子が勝間田の池の風趣に感動して、ある婦人に「水影涛々として漣花灼々たり。可怜断腸、言ふことを得べからず」と絶賛したところ、その婦人んがこの戯歌を作って吟詠したのという。
■ 住所 630-8053 奈良県奈良市七条1丁目11-14
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