高い奥吉野の気温 薬師寺近くのうのんから大和の気象歳時記
奈良 南の庄 寺垣内の3地の気温変化をみると、案外奥吉野の気温の高いことがわかる。都祁 宇陀方面の丘陵抗原地の気温は低く、ことに冬季は季節風のため風も予想外に強い。大和平野各地はだいたい奈良に似たようなものである。県内各地とも8月がもっとも暑く、最寒月は1月2月のうちいずれと甲乙つけがたい。ところが、寒さの象徴である降雪に至っては断然2月 しかも2月10日すぎであるのは記憶に価する。おそらく南方から湿潤気流が多少関与しているためだろう。
霜や結水現象が早く訪れ、しかもおそくまであるのは、近畿の屋根と称される吉野山間部の気象特性の一つになっている。だいたいこういう土地の平均気温は低いのが常識であるが、そうでないのは日々の最低気温は異常に低くなっても、最高気温のそれほど低くない日がかなり多いから、平均気温としてはそんなに低下しないのである。
■ 住所 630-8053 奈良県奈良市七条1丁目11-14
■ ℡ 0742-43-8152