「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

雨に纏わる話 ⑤ 薬師寺近くのうのんから大和の気象歳時記

うのん

悲劇の3大流れ ♯十津川流れ

明治22年(1889)8月18日 19日両日十津川を村を中心にした壊滅的な水害を「十津川流れ」という

和歌山県水災史には、その年は春から梅雨期にかけて曇雨天の日が続き、梅雨どきもアワセの着物が必要で7月8月は陰晴定まらず蒸し暑い不順な天候だったとある。また吉野水災誌によると、8月17日、今まで渇水状態にあったところへ、沛然と雨が降ったので、「巴里相賀し歓声に載つ」とある。翌18日は一転、暴風の到来に、「田畑作物多くは損害を被り」被害の出始めたことが、越えて19日、「黎明に至りては風稍々衰弱するも雨勢揶揄猖狂なり、午後天色墨の如く強雨覆盆より甚し、加るに電光空を燭し迅雷段々夜正に蘭なるに及んでは、天地惨憺山河震動す)・・・後略・・・と伝えている。

そのすべてを伝えることはできないが、和歌山県日置川と富田川の間を進んできた黒くて重い雨雲が、近畿地方の最高峰の大峰山系に阻まれ、天辻峠に頭と打ち、ゴマ・高野の山々に包みこまれて、十津川筋に空前の雨を降らせた。

谷瀬地区つり橋近くに住まいの方は、細引きほどの大雨が降ってきた。と言っていた。流される家 人も牛も流され被災し、地獄絵であった。

■ 住所 630-8053 奈良県奈良市七条1丁目11-14

■ ℡  07423-43-8152

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