雨にまつわる話 薬師寺近くのうのんから大和の気象歳時記
♯水不足に悩んだ大和 ①
古代から開けた大和平野とその周辺では、多くの人が住み付き、大量の穀物を必要とした。そして稲が生育する暖候期間に降る雨は必要量の半分にみ満たない土地柄だけに、農民たちは、天から恵み、適雨を渇望した。水の神が水をくれないから干害が起きると考え、竜神や水を支配する神に雨乞い祈願をしたが、「延喜式」巻三の臨時祭の条に、祈雨神祭あって大和には37座あったと記している。そこで、雨ごいを聞き届けてくださる神様がいる。
大和には吉野 宇陀 都祁 葛木 の4か所にミクマリという水の神が祭られている。水は必要な量だけ配って貰いたい。ミクマリは古くは万葉集七に「神さぶる盤根こごしきよしのの水分山を見ればかなしも」とあり、漢字で水分と書かれている。有名な4水分のほか天の水分・国の水分を祭る社は十指に余る。
■ 住所 630-8053 奈良県奈良市七条1丁目11-14
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