81年間の奈良の天気 かみなり石 秋篠寺 薬師寺近くのうのんから大和の気象歳時記

「伎芸天」で有名な秋篠寺は、カミナリが落ちない寺として知られている。
千余年前の昔、秋篠の地によく雷が落ちた。そこで、大元師修法の開祖 常暁律師は一案を立てて待っていると、大雷鳴の後、一雷獣が境内をさまよっているのを発見。捕らえて戒めのため、そのヘソを取り地中に埋めて石で封じ込んだ。その石を「かみなり石」という。
カミナリはこれに懲り秋篠へは二度と落ちないと信じられ、大正時代の初めごろまで、カミナリが鳴ると、田畑で働いていた農家の人達は、一目散に秋篠寺の本堂の軒に駆け込み、電線に 休むスズメのように並んで、安心して空を見上げていたということである。
今もカミナリが鳴り出すと、ヘソを隠せ というのは、ヘソを取られたカミナリが、だれかれなしにヘソを狙い、取り返したヘソを自分のものにするため、といわれている。
■住所 630-8053 奈良県奈良市七条1丁目11-14
■電話 0742-43-8152