うのんのブログ

奈良西の京薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№34 雨乞の種々奘

雨乞と芸能
 中世特に後期になると雨乞にう様々な芸能が結びつくようになってきました。その第一に雨乞踊りがあります。「経覚私要鈔」文明三年(1471)八月二十二日の条に「於入島ヲトリ在之 雨乞云々」とあって雨乞に念仏踊りが踊られました。(念仏踊りについては項を改めて書く予定です)
 猿楽「大乗院寺社雑事記」には延徳四年(1492年)興福寺馬場院において 今春 金剛室生三座が出座して 能十五番が演じられ 祈雨立願の猿楽のあったことを記しています。
 舞楽と延年舞 雨乞のため春日社では舞楽を奏し 法隆寺では 竜田新宮に参籠 また寺の竜池に籠る等して雨を祈りました。霊験のあった場合その雨悦びとして延年の舞が催されました。
 八乙女舞 八乙女は春日若宮社に属する巫女で「多聞院日記」には天正九年(1581年)五月二十三日「祈雨相殿之衆八乙女舞在之」とあって巫女が雨乞に舞ったと言われています。
 相撲 中世社寺で催されていた相撲が祈雨あるいは願果しに行なわれていました。「大乗院寺社雑事記」によれば康正三年(1457年)七月十八日の請雨の際 奈良南北両郷の住人が竜王社のある髙山において祈雨の相撲を行ないました。二十九日にはる両郷の祈雨立願による相撲百二十番が催されました。

磯城郡川西町 式内糸井神社

拝殿見返りにかかげてある祈雨立願に際し願し御札絵馬

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。