「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

飛鳥の宇佐さん  藥師寺近くのうのんから大和の気象歳時記

うのん


馬を殺して諸の社の神を祀る。あるいは頻に市を移す。あるいは河伯を禱る。既に祈効無、といふ。続いてさらに礼仏読経して雨を祈らせたが思わしい効がないので最後に八月一日には、天皇親から「南渕の河上に幸して跪きて四方を拝む。天を仰ぎて祈ひたまふ。即ち雷なりて大雨ふる。遂に雨ふること五日。薄く天下を潤す。是に、天下の百姓 倶に称万歳(ともによろこ)びて日さく 至徳まします天皇なりとまうす。」とある。雨を祈るには水辺で行う必要があると考えられていたのであろう。「跪拝四方 仰天祈雨」は後世の四方拝をおもわせるが、皇極帝が跪拝した場所が宮山宇佐さんと比定する説があり 都が飛鳥であるためのこの地方は勿論 飛鳥川の川水は民百姓渇望の的であり徳治思想の充実したことが読みとれる。
ともわれ渡来人系氏族が早くから住みつき他地域に比べ文化が進んでいた。このためか多くの物語を作り残して現代に伝えている。
明治初年まで雨乞のナモデ踊を「本なもで」と称し神社で興行した、と伝えられている。秋のナモデは五穀豊穣に対する神への感謝である。
百九十段の石段を昇りつめると簡素な神殿がある。千四百年ほど経て宇佐の宮から眺めは現代も降雨を充分に制御出来ない恨みがつきまとう。

■住所 630-8053奈良県奈良市七条1丁目11-14
■℡  0742-43-8152

奈良を知って奈良を楽しむ「うのん」

×

非ログインユーザーとして返信する