「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№97

吉野川を対象に吉野川の水を大和平野に導入する案が歴史的には木良邸打入り頃から持ち上ってきました。いくつもの分水計画はいずれも計画倒れ実現をみずに戦後数年後に具体的計画が進められました。 大和の人々三百年来の夢の実現です。
分水のあらましは既に御承知のとおりですが 吉野川の水を中流域で大和平野に取入れ導入することは土木工事的には左程むつかしいことではないと聞いています、が 吉野川の水が紀ノ川となって 紀ノ川の水を灌漑用水としていた紀ノ川沿の農家の人々はだまっていられませんでした。
慣行水利 既得権です。そこで先ず津風呂川の津風呂地点に域を設け灌漑期に向けて川の水を貯蓄します。次に吉野川上流部に相当する大迫にも大台ヶ原を源にもつ豊かな水を貯蓄し灌漑期には津風呂ダムと一緒になって下渕の頭首工で定量の取水(分水)をし易い様に水を流します


下渕頭首工で取水された吉野川は河川維持用水だけでは心もとなく分水量に相当する水量を次の方法で生みだしました。(明日に記載します)

×

非ログインユーザーとして返信する