タメ池あっての稲作

馬見丘陵　外部資料
大和は昔から稲作には雨量が少ない　そこでタメ池が多く　その築造の歴史は非常に古く歴史上有名な池も多数ある。土地の開墾と供に用水不足になりその数も増えた。白川池　倉橋池　斑鳩池などは　比較的新しい池である。池の形は正方形か長方形で古代の条里制と密接な関係がある。山麓や馬見丘陵には谷の一方をセキ止めた不規則のものが多い　なかでも　馬見丘陵は殆ど一筆事ぐらいに｢つぼいけ｣といわれる小さな池が無数に存在した。平地の池はほぼ形が整然としているのに対し　丘陵や山麓は不規則型のものである。このタメ池は周囲が高さ数メートルの堤防で囲まれ　遠くからは台地が分布しているような景観である。