大和の自然
亀の瀬トンネル
明治の初め鉄道敷く設の議起こる。明治21年大坂　奈良を結ぼうとする大阪鉄道が敷設免許され　亀の瀬渓谷を利用して通する予定線が計画され工事に着手した。同22年早くも湊町　柏原間が開通したが　大和川の亀の瀬渓谷に沿う敷設工事は亀の瀬トンネル難工事のため遅れ　かえって奈良盆地の工事が先にはかどり　奈良王子間に奈良最近の鉄道が22年（1890年）12月26日に開通した。亀の瀬トンネルは工事中ひずみが生じたので放棄し、その横へさらに別の新トンネルを敷25年完成し　とうやく奈良　大阪間の全線が通じた。これは　地形が交通に及ぼす影響がおおきいことを表わすものである。

外部資料　　今となっては　幻のトンネル

外部資料