外部資料
たびたびの巡行で全国で知られる明治が、この大和の地にはじめて足を踏み入れたのは、明治十年（1877）2月のことである。畝傍陵参拝がそのおもな目的であった。
5日間の滞在とはいえ、奈良の人々にとって大変な出来事であった。
天皇のお供には150人が選ばれた。
天皇一行を乗せた高雄丸は鳥羽港に立ち寄り神戸港に着いた。そこから開通したばかりの汽車にのり京都へ。すばらく京都で滞在した。
行幸は京都から宇治で一泊し奈良に入った。
奈良坂から転害門の前をな南下し、春日大社一の鳥居から　東大寺東南院に入った。
春日神社参拝して正倉院では　名高い香木「蘭奢待」の一片を切り取った。
11日の畝傍陵参拝　さらに三輪素麺の製造の実演があった。
翌12日に大和行幸を終え初瀬街道から高田　下田　藤井を通って大和を離れた。

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