大和の古文化財と気象 薬師寺近くのうのんから大和の気象歳時記
校倉の秘密
だれが言いだいたのかしらないが、「校倉は積重ねてあるので三角の校木(あぜき)が空気の乾いている時はちじんで校木の間にスキ間ができ、外の乾いた空気をいれる。ところがそとが湿っぽい時は校木がふくれてスキ間がなくなり、外の湿っぽい空気を入れない。このようにして校倉の中はいつもよく乾燥して、宝物の保存に良いのである」と。これを校倉の通気説と呼んでおこう。この説は学校でも教わった、通説でもある。
しかし、校倉は校木が横に交互に積み重ねてあって、縦の柱のつっぱりがない。重い屋根が校木を上からおさえつけている。どうして校木の間に隙間ができるものだろうか?考えているだけではダメなので実地に確かめなければならない。特別な許可を頂き正倉院の宝庫と聖護蔵について、実測を始めた。
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