81年間の奈良の天気 雷の経験談 薬師寺近くのうのんから大和の気象歳時記
生駒山での落雷


昭和22年(1947)の夏近鉄生駒駅を発車した電車が被雷し、トンネル内で燃え上がる惨事が起きた。当時生駒山山頂から天文台にかけて尾根に沿って、文字では表現が難しい〝ビシビシ”というようなそれでいて尾根全体が唸っているような、不気味な音がした。また電気を帯びた山全体が尾根を先端として紫色の放電現象を、低い黒い雲に発射していた。
部屋の中では、電灯とコンセントとの間で青い光が、ビシビシと飛び交い、雷が光たびに電話の受話器がガタガタと踊った。この様な雷では避雷針が役立つのだろうか?と考えた。
また 金属製のバットがジャストミートしたような怪音と同時に、目の前が白くなったことがある。気がつくと、窓越しに電柱に架かっているトランスが火を噴き、道路を隔てた農機具小屋もメラメラと燃え始めた。
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