大和のかくし井戸 藥師寺近くのうのんから大和の気象歳時記
奈良盆地の稲作には河川 ため池 地下水などが利用されている。地下水か河川やため池用水の不足する地方や、地質上、湧水に富んでいる地域に多く見られる。
奈良盆地の湧水カンガイの発達しているのは葛城川の上流右岸一帯である。
地下水の湧水を利用したものではなく、井戸を掘ってカンガイ用水にあてている場合がある。それが 「かくし井戸」である。

このかくし井戸は耕地の隅に造られたもので 平年はその上に土をおいて耕作を行っているが、カンバツ時にはさっそくその上の土をとり去り、カンガイに用した。
奈良県下のかくし井戸は一万二千余り ため池の数とほぼ同数であった。
そのかくし井戸は浅く 個人個人が使用するためのものであることが多かった。
奈良地方は稲作を行うには 雨量が少ない。そのため水を確保するために 古代から工夫されてきた。 それを解決に結びつけたのは 吉野川分水である。


外部資料
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