「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№244 流れ⑤

御所流れ②
吉野郡水災史より引用した奈良県気象災害史によれば「八月十七朝天微曇薄暮に至て沛然雨下る。先是炎嘆連旬民雨を祈り日夕天を仰ぎ雲露を渇望して巳まさりしめ 此に至って田野・・・ 越えて十八日疾風北東より来り暴雨乱庄田野物多くは損害を被り 民家ために破壊するもの亦甚からず。夜に及んで風力益々強し 十九日・・・ 午后天色墨の如く強雨靁盆より甚し 加る 電光空を燭し迅雷段々正に蘭なるに及んでは天地惨祖山河震動す・・・」とあって甚大な災害の起こる八月始めには「土地」んも乾ききっていたことがまた十七日には待望の降雨に村民悦に多くは興ヶ以てw豊年を賀すともあり皮肉であった。

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