「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№170 葉月

「朝雷に川渡りするな」十津川地方の天気俚諺

外部資料

雷を生因別に分けると 
1主として真夏の午后発生する「熱雷」
温暖な気団と寒冷な気団のように異なった気団の境界で発生する雷「界雷」
発達した低気圧や台風のまわりの強い上昇気流によって発生する雷「過雷」
近畿地方のほぼ中央部 奈良市とその周辺部に生活する私達は夏の熱雷は婁婁経験している 次に冬期に発生することの多い界雷 にも タマに経験吃驚することがある。 (平成9年1月の末と2月21日には凄い雷が鳴って睡眠を妨げられた。界雷である。)渦雷については滅多に遭ううことはない。
偖 朝雷は発生原因から 界雷であって 発生そのものから当然大雨が降る。朝の明けきらぬうちから雷が鳴る様な不吉なときは大雨に留意して たとえ川向うに用件があっても 行きはヨイヨイで 川を渡って向いの山へ山仕事にいくのは禁物だとよと云う 極めて理にかなった天気俚諺である。

×

非ログインユーザーとして返信する