うのんのブログ

奈良西の京薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

ものいう地蔵

 地蔵様は、野の中に街の中に立っていらしゃいます。そこで人々から信仰されています。その中には、ものを言ったり、馬に乗ったり、人間のするようなことをされる地蔵様があると伝えられています。
 奈良市薬師寺近くの近鉄西の京東辺りに、「もちの木地蔵」というお地蔵が様あります。昔そこに、もちの木があったのでこんな名前を付けられています。このお地蔵様は「ものを言う地蔵様」として知られています。
 ある時、泥棒がその地蔵様の前でゲラゲラ笑っていました。そこへ通りかかった さる(昔の刑事の様な人)が
「なにが、そんなにおもしろいのか?」と尋ねますと、
「実は、私泥棒を働いて、ここまで来ました。このお地蔵様は人の言葉がわかるとかねから聞いておりましたので 『これ地蔵様、私が盗っ人したことを、だれにも言わずにおいてくだされ』と言うと、地蔵様は、『わしはいわんが、おまえもいうな』と答えられました。あまりの面白さに、つい笑っているのです。」と泥棒がいいました。
 そして、その泥棒はその場で縛られました。

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