薬師寺近くから 大和の気象歳時記№60 雨乞の種々相
その他の雨乞③
上の図は県教育委員会が昭和55年 56年の2年にわたり件内民俗文化財分布緊急調査の成果を地図化したものでそれを そっくりうつしたものです。
解説には 「雨喜び 雨乞い」
無数の溜池を作って農耕に不可欠な水の確保につとめてきたものの、旱魃にみまわれることの多かった大和では 人々の切なる願いを込めて古くからさまざまな雨乞いの呪法が行なわれてきました。その方法には タイマツをかかげて練り歩くヒフリ(火振り)山頂や池で火を焚くダケノボリ クモヤブリ 雨乞いに霊験のあつ社寺から水や火を貰ってくるもの 水神 竜神 への祈願 雨乞踊りなどがありました。降るまで各種の方法が段階を追って採用されました。願がかなうと 雨喜びをしました。また田植後の降雨を慈雨としてアマヨロコビ ジュンキイワイのp休日が村全体でもたれました。