「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

雷№6 奈良西の京薬師寺近くの本のある喫茶店 うのん

「雷の丘」地名の由来⚡
小子部栖軽は大泊瀬幼武天皇(後の雄略天皇)に親しく仕えてました。
天皇が桜井市阿部付近にあったと思われる「磐余の宮」におられた時のこと 皇后と大極殿で寝ておられました。栖軽はそれに気付かず入って行来ました。丁度その時空に雷鳴がしたので 天皇は直ちに「雷をお招き出来るか?」と言われ 「お招きしてきます。」と答えた。」「それでは お招きしてこい」と命ぜられました。栖軽は赤い衣装に身を包み馬にまたがり阿部山田の前の道と豊浦寺の前の道を通って「軽の諸越の分れ道のところまで行きました。
そこに着いて「天の鳴る雷の神よ 天皇がお呼びですぞ」と大きな声で叫びました。そしてここから馬を引き返して走りながら「雷神といえども天皇のお招きに応じないことが出来ようか」と言いました。走って帰る途中で 豊浦寺と飯岡の間に「雷」が落ちていました。これを見て栖軽は神官を呼び「雷」を輿に入れ宮に運びました。そして「雷神をお招きしてきました。」と天皇に申し上げました。その時雷は光を放って明るく輝きました。これをみた天皇は雷を 恐れ 敬い 褒美を与え雷を落ちた所へ帰させました。その場所を今「雷の丘」と呼んでいます。飛鳥の都の小治田の宮にあります。 今の奈良県高市群明日村雷です

×

非ログインユーザーとして返信する