「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

奈良
多聞町
松永久秀が永禄3年(1560)佐保山に城を築いた。我が国の城廊史で重要な城といわれ、美しい城であったようである。当時ポルトガルの宣教師ルイス・ダルメイダが本国に送った報告書に、この城について「世界中にこの城のごとく善美をつくしたるものはないと考える」と書いている。
この城は後来の山城と異なり、城の周囲に長屋門を数カ所作った。それで、この城を多聞城と呼ぶようになったと伝えているが、一説には松永久秀は信貴山の多聞天を深く振興していたので多門城と名付けたともいわれている。その多門城から多門町に因んでの町名となった。

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

奈良
油阪町
旧名を府阪と呼んでいた。享禄年間の「七郷記」にも「府阪南方」を記している。府阪は上古近衛府の領地で、府阪と称するといわれていたが、古老の話によると、春日神社と灯明油がこの府阪の油工業者から献じられたので、俗にいつのころからか油阪と呼ぶようになったと「奈良坊目拙解」にある。

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

奈良
今御門町
奈良に七御門と称する門(東御門 西御門 中御門 今御門 高御門 下御門)があった。
そのうち東御を除いた六御門は現在町名として残っている。東御門は興福寺の東門のあったところといわれ、現在 京街道登大路町の道路が接しているところにあったという。下御門は元興寺にあった門を称していたようである。
下御門町は 餅飯殿商店街から南に続いた商店街がある。歴史ある雰囲気がある商店街である。

薬師寺近くの うのん から今月のお薦めの本

今月の ならら です。
古代歴史の最も重要な内乱です。


今月の 本のある喫茶店 うのん
お休み予定
3月 1日(火)
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  28日(月)29日(火)

薬師寺近くの うのん から大和気象歳時記

奈良  破石町
高畑から少し北側の場所 読み方が 「われいし」
この町が「破石」と呼ばれているのは約2メートル立方の石がある。町人の話によると、西大寺の東塔の心礎石をつる時、酒三十余斛をこの石にかけて破ったので破石といい町名もここから生まれたといわれている。一説によるとこの石は藤原氏 吉備氏 安部氏の境界を示す境界石であるともいう。石に線のあるのは境界で東南は藤原氏 南西は吉備氏 東北は安部氏といわれている。町人により大切に守られ続けている。