うのんのブログ

奈良西の京薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.300 神無月

初霜の降りるおおよその目安
初霜は風も穏やかな冷え込みの強い朝 焼けぼつくいの黒い表面に脱殻した掬がらの上によく目立ち風通しのよい高みには窪地や陰地に降り易い 
以前大宇陀で霜の降る状況を調べたことがある。宇陀川沿いの細長い平地には早くから霜は降りるが 川から離れた山側では数日遅れて霜の観測を記録した。
奈良市内でも佐保川沿の枯れ草には周囲の丘陵よりも早く霜の降りることは珍しくない。

薬師寺近くの うのん から今週のお勧めの本

奈良時代の多種多様な宝物をそのまま現代に伝える 正倉院 天平文化の宝庫です。
その収蔵物は海外からのものが多く含まれています。こぬした各種の文化的宝が集められ時代を越えて伝えられたのは何故か エピソードを加え解明されている内容の本です。

薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.299 神無月

二十四節気を分解して七十二候に仕立てあげたものがある。
二十四節気誕生の由来は黄河上流に都があったころ作られ我が国へは飛鳥時代 中国の「元喜暦」と共に百済を経て渡来した。黄河流域の季節をベースにしている為我が国の季節感とは必ずしも一致いない。二文字で表した二十四節気の中に唯一虫を扱った啓蟄等難解な言葉も入っている。
しかし四季の季節感に加え遙かに鋭くまた香り豊かにかすかな動きとの出会いに接する言葉もある。白露のころ蕪村の句に「白露や 茨の刺に一つづつ」季節を絵で見る思いの句である。
物理的にみれば太陽の黄経0°の春分の日から15°づつを加え345°の啓蟄で終わっている。いまとなっては遊び心の自然季節は大いに掬すべきでしょう。
二十四節気七十二候という言葉がある 都が京の時代 十二単はこの七十二候に習って季節感のある着こなし いまのコーディネートを色で行う。これは 宮中の女性の知性と教養を表わしたとされる。