「うのん」の気象歳時記ブログ

薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから うのん 6月のお休み予定

今年は3輪目の水仙
6月のお休み予定です


4日(月)
10日(日)11日(月)
13日(水)臨時休業です
18日(月)
24日(日)25日(月)


フリースペース3人以上で貸切りさせて頂きます タイムチャージ無しです。
16日(土)13時半から15時半の予定でパーソナルカラー講座&診断行ないます
詳しくはご連絡ください

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№153 梅雨

梅雨明け十日

外部資料

梅雨が明けると一気に真夏になる。頑強に停滞していた梅雨前線を日本海側に押し上げ 日本海中部から更に沿海州北部に追いやった太平洋高気圧は その縁辺が東シナ海から黄海 朝鮮半島うぇお全て日本海中部をも席積 広い範囲で根強く拡がりこの状況は地上から下層 更に上層迄も包み込んでしまう。この様なパターンになると一朝一夕に解消しない。またこのパターンは大体一週間から十日程も続くことが多く  実際1年間を通じて最も天気が安定している。
夏休みに入る7月21日前後から一週間から10日間位は天気が良いことが多い。

薬師寺近くから の うのん 今週のお勧めの本

「祭礼行事」奈良県

奈良県のお祭り
有名 無名関わらず
人々の素朴な願い 祈り 感謝などのお祭り
写真を見るだけでも楽しい本です。

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№152 梅雨

雷と梅雨

外部資料

すでに推察のとおり本州の南岸沿に停滞気味の前線も 太平洋の高気圧が勢力を増し徐々に北の方におしあげられる。前線の南側はすでに真夏の太陽がキラメキ青い空がひろがっている。海上或いは地上の前線から北側では200~300㎞の巾で雲の帯があり 暖かく湿った大気の塊は北へ北へ移動し オホーツク海からは日本海に延びた冷たい大気の塊と四つに組み そこでは当然前線帯が強化され想像を絶する持続性の雲が発生する。更に太平洋側からは下層から 中 上層に至る迄南寄りの風に煽られ やがてこのことが引き金役となって「雷」の発生となる。梅雨期末期の雷発生は以上述べたとおり異質の大気の塊がぶつかり合うことによって発生し四つに組んだ気塊の「質」の差が大きければ大きい程大量の汗をかく(雨が降る)当然花火が散る発雷現象である。条件が整うと以上の様に雷が鳴り梅雨前線は日本海の海上遠くへ遠ざかる。待ちに待った梅雨明けである。現象的に雷が鳴って梅雨を鳴り飛ばすようにおもわれがちであるが 梅雨明けの引き金役は太平洋高気圧の増強で 発雷を目にし耳にするように極めて素直な自然現象である。
 しかし必ずしも梅雨が明けるとは限らない 物事には 例外が付きもので 強化された梅雨前線の南北振動毎に雷が鳴った年がある。 なお強い前線が北の方から南に下るときの方が大量の雨が降る事が多い

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№151 梅雨

雷が鳴ると梅雨が明ける

外部資料

 梅雨の明け方 
 入梅早々は降る雨の量は少なく降りかたもおとなし。少し日が進むと降る量 降り方共に活発になり梅雨末期にもなると大雨になることも多い。
 しかし 毎年教科書的に「梅雨」が始まり終わらないことは先刻ご承知で 日本列島に沿って長々と横たわっている梅雨前線が強くなり 弱くなり前線上を低気圧が西から東へと通り過ぎてゆく。低気圧が東の洋上に去ったと思っていても九州の西方海上には将来発達が予想される波動があったりして束の間の晴れ間で終わることがある。梅雨期も後半に進と太平洋高気圧は更に勢力を増し 片や依然として日本海側にはオーホーツク海方面から延びている冷たい高気圧の端が居残って両者の間でせめぎ合いが続く せめぎ合いがはげしい場合は大汗を流す。つまり大雨が残る。その度に梅雨前線は南北に波動して大雨の降ることが多い。
 やがて太平洋高気圧は更に勢力を増し本州の南海上にあった梅雨前線は押し上げられて梅雨期なる。モデル的に記すると以上の様になるがいつもいつも前記の様には進まない。太平洋側にあった梅雨前線が素直に日本海側に押し上げられて梅雨明となるのは6割位
い。日本海側に上がっていた梅雨前線が南下して本州の南岸沿から更に南海上で消滅するのが2割 あとの2割は前線が本州の東の海上へ遠ざかるかは判然としないまま梅雨明けとなる。