うのんのブログ

奈良西の京薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くからから 大和の気象歳事記No.225 雨乞

水をかき回しての雨乞
水をかき回しての雨乞は全国各地にある。その水はただの水ではなく、なんらかの意味のある 竜水 水神等が棲むと云われる池 泉 淵などの水に限られている。また社寺の境内にある池等 何らかの意味で聖なるものと考えられる水である。
その水をかき回してことは 神を怒らせることとされる。
その一つの例が高岡の雨乞がある。
宮城県桃生郡北村の竜泉寺に心の字池がある。旱魃の節 この池の水をかき回すと必ず雨が降るがかき回した者はその崇りで必ず死ぬと伝えられていた。そのため 雨が欲しいがまだ だれもかき回した者はいないと伝えれている。

薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.223 雨乞

山上火焚き②
榛原市ではダケ山があり 此処に登って火を焚く 大宇陀町では各部落で雨乞しても降らぬ時は郷全体のダケ山である国見山へ集まって 思い切った大火を焚く 大淀町では高い山 竜門地区では竜門岳に松明を持って登ったという。
大坂府では全域に渡って 山地のないところを除いてあまねくこの行事が行なわれていた。高槻市の氷室とか川久保でこの山をテントバ テントノオカゲ などと呼んだ
兵庫県神戸市垂水区では名谷の滑では山に村中麦藁二十束ずつ束ねて持寄って火を焚き太鼓ではやし唱えを言った。
和歌山県については 高野山の火を受けて山上での火焚きの風のあるところを説いた

薬師寺近くから 大和の気象歳事記№223 雨乞

山上火焚き ①
山上火焚きは近畿地方では多く見られる習俗である。
特に大和地方などではいたる所でこの話を聞く。
大和では 周辺部では村ごとにダケという山があり、そこに雨乞に登るという地が多い
北葛城郡と河内の境にそびえるかの二上山も麓の村々からはダケサンと呼ばれ 雨乞の山となっている。当麻町では松明を焚き太鼓を叩きながらここに登ったという
山辺郡地面では都介野村でも大字ごとにダケヤマがあり 「石灯籠をオマします。」「砂持ちを致します。」などと願をかけて頂上で大きな焚き火をした。現山添村でも松明を持って神野山に登り 一カ所に集めて燃やし 「神野山のデンズリボウ 雨タモレ タモレ」とはやした。