うのんのブログ

奈良西の京薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№18

大和溜池№3
 盆地の小雨気候に支配されて 河川も水量が少なく 不安定のため早くから溜池に貯水をし 田植水に備えています。最も早い「寒水」と称して1月ごろから始めます。この貯水はそれぞれの河川の井関から引水します。この井関には古くからの水利慣行が継続されています。要するに奈良盆地は地形の平地性と文化の発達が早かったことにより 耕作化が非常に進み 用水護得のためここに溜池の発達を促したものです。

外部資料からです 

薬師寺近くから 大和の気象歳時記№17

大和の溜池②
 溜池の形は正方形か長方形で古代における条里制と密接な関係があります。しかし山麓や馬見丘陵には谷の一方をせき止めた不規則型のものがおおくあります。中でも馬見丘陵」は殆ど一筆のごとく「つぼ池」といわれる小さい池が無数に散在しています。
 平地部の池はほぼ形が整然としているのに対し丘陵や山麓は不規則型のもので 両社は全く地形上の相異や発生の要因が異なるためです。この溜池の分布は盆地の北部および南西部にとくに多くあります。北部には比較的大きい池が多く 南西部は小さい池が多くあります。こうした池の発達は盆地の雨の少ないことによりますが、特に引河川に乏しいことが最も根本的源因です。この溜池は非常に浅く「大和の皿池」と喚ばれて普通数㍍で2㍍から4㍍までが最も多く 全体の43%を占めています。これについて2㍍以下が40.2%で浅いことが特色です。この様にに浅い溜池であるので、貯水量も少なく 夏期用水期間中は何回も配水 貯蓄作業を繰返さなけりません。この労力は非常なもので 県下の平均では稲作労力の7%余と言われています。さらに県下の溜池は古代に築造されたものが多いため かなり老朽化しており 改良の必要なもの560(灌漑面積五町歩以上のもの)で奈良盆地には380 その灌漑面積が九百町歩余りです。
古代の池造りです

崇神天皇 前97年~30年

垂仁天皇 前29年~後70
景行天皇 後71年~130年
応神天皇 270年~310年
履中天皇 400年~405年
推古天皇 572年~627年
ご参考にしてください


薬師寺近くから 大和の気象歳時記№16

大和の溜池①
現在の奈良新聞に「大和の自然」の中から池についての記事がありそのまま記します。
 奈良盆地は全国でも有名な溜池灌漑が発達しているところで 讃岐平野 大阪平野とともに溜池が多い。
 溜池の総数は15,000分の1の地形図で見ると約3,000であるが小さい溜池を入れると総数13,800に達する。溜池による灌漑面積は13,480町歩 72%河川灌漑は26% 天水地下水が2%で奈良盆地の稲作は全くこの溜池に依存している。溜池分布の最も密な所は馬見丘陵である。丘陵は南北約7㎞東西3㎞で ここに1,577の溜池が分布している。1㎢について平均74 最も多いよころは180で 水田1町歩に対し211の池がある。(旧馬見町)県下の溜池の総面積は1,580町歩にのぼり 一つの平均面積は二反六畝で一つの池の灌漑面積は二町七反五畝である。すなわち水田一町歩に0.36の池となりその面積が九畝となる。溜池の築造は非常に古く 上代から築造が行われ 歴史上有名な池も多数ある。その後土地の開墾が進み 用水路になるとともに漸次その数も増加してきた。そうして現在においてもその築造が行なわれている。 白川池 倉橋池 斑鳩池 などはいずれも最近の完成である。
外部データーから  溜池の築造状況は年代を追って明日以降に記載します。