うのんのブログ

奈良西の京薬師寺近くの小さな本のある喫茶店

薬師寺近くから 大和の気象歳事記No.310 壬申の乱

昨日の続きです 

真草刈る荒野にはあれどもみち葉の過ぎにし君が形見とぞ来し
東の野にかきろひの立つ見えてかへりみすれば西渡きぬ
日並の皇子の尊の馬なめてみかりたたしし時は来向ふ (佐々木信綱編 岩波文庫 万葉集)
 昭和15年 紀元2600年記念事業に建てられた大和国史館現在の奈良県立橿原考古博物館の壁面を飾る壁画に万葉歌の大家佐々木信綱はこの長歌短歌から「阿騎野の朝」をイメージされた。描く人は中山正實画伯で製作に当たっては地理的 歴史的 天文学及び科学的考証に支えられ大きな壁画が出来上がった。昭和57年に大宇陀町中央公民館の壁面を飾る為に引っ越してきました。時をおなじうして「奈良かげろひの大和路」という月刊誌が刊行され かげろひ とはなにか?と話題になった。壬申の乱の道を歩くと本題とは離れるが 中山画伯が阿騎野の朝をまとめるに当たって冊子をお作りになり この内容によると 東の野に立つ 「かげろひ」は西にかたむく「月」に対照した言葉で 明け方の太陽の光 それも「かげろひの立つ」という語感から東の空に現れる最初の陽光であろうと考え 続いて「即ち 晴れた日の朝 太陽が水平線上に現れる時刻より約1時間前に東の空に太陽光線のスペクトルが現れる。これが早朝肉眼に映る最初の光明であってしかもかげろひの立つ という言葉に最もふさわしい美しさを以て現れるのである。」とあった


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