「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くから 大和の気象歳時記№189 雷

井戸に落ちた雷 (天理市指柳町)


外部資料

昔この村の氏神 春日神社の神主が一心に雨乞の祈願をしていた。すると東の空が曇り大雨となった。雷が鳴り出した。雷光一閃 神主の座っている所から少し離れた井戸内に見事に落ち込んだ。神主はすばやく井戸をふたをして重しをのせた。雷は「もうここへはおちゃせんから勘弁してくれ」と井戸の底から救いを求めた。そこでふたを開けて 雷に「もう二度とここへ落ちないか」というと 「これからは決してこの森へは落ちてこない」と誓った。それ以降このむらへは雷が落ちたことはないという。

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