「うのん」の気象歳時記ブログ

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薬師寺近くから 大和の気象歳時記№151 梅雨

雷が鳴ると梅雨が明ける

外部資料

 梅雨の明け方 
 入梅早々は降る雨の量は少なく降りかたもおとなし。少し日が進むと降る量 降り方共に活発になり梅雨末期にもなると大雨になることも多い。
 しかし 毎年教科書的に「梅雨」が始まり終わらないことは先刻ご承知で 日本列島に沿って長々と横たわっている梅雨前線が強くなり 弱くなり前線上を低気圧が西から東へと通り過ぎてゆく。低気圧が東の洋上に去ったと思っていても九州の西方海上には将来発達が予想される波動があったりして束の間の晴れ間で終わることがある。梅雨期も後半に進と太平洋高気圧は更に勢力を増し 片や依然として日本海側にはオーホーツク海方面から延びている冷たい高気圧の端が居残って両者の間でせめぎ合いが続く せめぎ合いがはげしい場合は大汗を流す。つまり大雨が残る。その度に梅雨前線は南北に波動して大雨の降ることが多い。
 やがて太平洋高気圧は更に勢力を増し本州の南海上にあった梅雨前線は押し上げられて梅雨期なる。モデル的に記すると以上の様になるがいつもいつも前記の様には進まない。太平洋側にあった梅雨前線が素直に日本海側に押し上げられて梅雨明となるのは6割位
い。日本海側に上がっていた梅雨前線が南下して本州の南岸沿から更に南海上で消滅するのが2割 あとの2割は前線が本州の東の海上へ遠ざかるかは判然としないまま梅雨明けとなる。

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